エコチル調査のご案内
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最近、ぜんそくや肥満、発達障害などの病気が増えていると言われています。ここ50年の科学や技術の急速な発達にともない、さまざまな化学物質も身の回りに増えました。人間が創り出した物質が、私たちの健康や次の世代の子どもたちにどのような影響があるのかについては、まだ詳しくわかっていません。特に、子どもは成長段階にあり、身体ができあがっていないため、大人より化学物質の影響を受けやすいのではないかと考えられています。子どもたちがすこやかに育ち、その先の世代の人たちにも健康で豊かな生活をしてもらうためには、今から対策を考え、問題があればそれを改善していかなくてはなりません。そのためには、多数のお子さんの成長する過程を長い間追跡し、そのデータを集めて分析する必要があります。病気の多くは、環境中の物質、生活習慣、遺伝的な性質などが関係しあって起こります。これらの関係を明らかにすることができれば、病気の予防に役立つ政策を立てたり、子どもが健やかに育つための環境を整備したりすることができます。背景と目的03

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