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ユニットセンター長のあいさつ
エコチル調査とは、「子どもの健康と環境に関する全国調査」で、環境省が2011年から取り組んでいる事業で、日本中で10万組の子どもとそのご両親に参加頂いている大規模疫学調査です。日本全国に調査を行う15のユニットセンターがあり、約400の医療機関の協力を得て調査が実施されています。15のユニットセンターの一つである鳥取ユニットセンターでは、2014年3月にリクルートが終了した段階で、目標の3,000人を達成することができ、全体調査に参加して頂いております。
詳細調査は、全体調査にご参加頂いている参加者のうち、2013年4月1日以降に生まれたお子さまの中から無作為に5,000人を選び、訪問調査や医師等による専門的な診察・検査を行います。鳥取ユニットセンターでは150人を対象にこの詳細調査にご協力を頂いております。
これらの調査は、お子さまが13歳になるまでの計画で進めてまいりましたが、みなさまのご協力のおかげで、広く国民の健康や環境の向上に役立つ多くの成果が得られ、化学物質と思春期以降に発症する病気等や、お子さまの次の世代の子どもへの環境の健康影響等を確認するために、2022年度に13 歳以降も調査を続けることが決まりました。お子さまが、40歳程度になるまで(2054年頃まで)調査を進めていく予定で、お子さまが12歳となる年に、参加者の保護者のみなさまに調査の継続に関わるご説明をさせていただいています。まずは18歳になるまでの同意をいただけるよう、現在、調査継続をお願いしております。
鳥取ユニットセンターは鳥取大学医学部に設置されていますが、ユニットセンターには疫学や環境医学に関する専門家の他、産科、小児科、神経発達等の専門家が揃っており、万全の体制で調査にご協力頂ける方々のご支援を行っております。本調査は、将来を担う子ども達の環境作りのための重要な調査です。エコチル調査の意義をご理解頂き、引き続き、調査にご協力頂けますようよろしくお願いいたします。
エコチル調査鳥取ユニットセンター長