「出前おもしろ実験室∼科学のトビラを開け!∼」を開催しました
2025年10月18日 鳥取大学医学部記念講堂にて、エコチル調査鳥取ユニットセンターのイベント「出前おもしろ実験室~科学のトビラを開け!~」を開催しました。
参加者さんたちは、下記6つのコーナーで「科学の不思議✨」を体験しました。
【光の魔法がつくるカラフルな世界】
カラーペンで描いた模様や鉱石などが様々な色に変化する様子を、紫外線ライトを使い皆さんで観察しました。
マーカーによって光る強さが変わる様子を目の前で見た瞬間、室内におられた全員が前のめりで観察しておられました。一見普通に見える「石」でも、全く異なる色に光ったり光の強さに強弱がある様子は、まさしく「魔法」のようでした。
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「紫外線を通さないメガネ」と |
【不思議ないきもの「寄生虫」の観察】
身近にいる寄生虫の標本(貴重!)を間近で観察しました。
円柱状のケースの中でぐるぐる巻かれた状態の寄生虫。成長すると3メートルほどの長さになることに、驚きの声が上がっていました。
中には、シャーレの中に居る「アニサキス」の写真を撮っておられる姿も。
また、皆さんが身を乗り出して真剣に説明を聞いておられた「マラリア」。なんと、お花や指輪の形に見えるものもあるとのお話があり、夢中で覗いておられました。

【身の回りの放射線】
空気中に含まれている放射線が白い筋となって現れる様子を、装置を使って実際に目で確かめる実験をしました。
当日は残念ながらその現象を見ることはできなかったため、「放射線の筋が発生するとどんな風に見えるのか」を映像で確認し、皆さん興味津々で観ておられました。

【特殊シートで光の観察】
特殊なシートを貼った紙コップと点描状に穴を開けた紙コップを合わせて万華鏡を作り、光の色の見え方を観察しました。
万華鏡を通して見た光は何色かに分かれて見えます(光の三原色)。
実際に「光が分かれる」様子を見た参加者さんたちは、蛍光灯など様々な光の方を万華鏡を通して見ながら、「○色だ!」とか「おもしろい~♪」などと各々楽しんでおられました。
【身近な材料でミニライト作り】
L字形にカットしたアルミ箔(ハンダの代わり)を使って作った回路にLEDライトを取り付け、ミニライトを完成させました。
細かい作業が多く、真剣な表情で取り組んでいました。
ライトが光ると皆さん嬉しそうで、近くで見学されていた保護者さんも私たちスタッフも笑顔になりました。
【プログラミング言語 Python でゲーム作成】
あらかじめ用意されたプログラミング言語Pythonを使って、自分たちで数値調整し、オリジナルのゲームを完成させました。
花火玉の大きさ、打ち上げる速度などの数値を少し変えるだけで、最初とは違う花火が打ち上がり、様々な花火を見ることができました。
そして子どもさんたちの、プログラミングに対する理解力の高さに感心しました。

ご記入いただいたアンケートでは「楽しかった」「普段できない体験ができてよかった」など、嬉しいお声を多くいただきました。
イベントにご参加くださった皆さま、ありがとうございました。
引き続き、エコチル調査をよろしくお願いいたします。





