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女3人関西旅行

先月のことですが、母と妹と私で、母の誕生日祝いを兼ね兵庫・奈良に旅行に行きました。
数か月前、兵庫である舞台のチケットが取れたため、それならと言うことで母の大学時代の思い出の場所、奈良への旅行も兼ねようと計画したものです。

母は以前から「当時の下宿がどうなっているか見たい」と言っていたので、何とか当日までに場所を思い出してもらうようお願いし、いざ旅行へ!!

1日目は兵庫で舞台鑑賞し、2日目は奈良で下宿探しの旅へ。
当時使っていた駅を降り、下宿の場所を目指します。
途中までは「こっちに行って…」「ここを渡って…」と当時の記憶も鮮明にあったようでしたが、「多分この辺だったかも」と行き着いた先で、母の記憶は途切れてしまいました。 推測ですが、その辺り一帯は新しそうな一軒家が多く、土地の開発が進んで様変わりしているようでした。「ココまで来たんだから!!」と妹と3人でスマホを出し、母から他に何か手がかりが無いか聞き出し調べたのですが、結局それ以上正確な場所までは割り出せませんでした…。

その他の敗因として、母が当時の下宿の住所等割り出せるものを何も残していなかったのが大きかったです。後ろ髪を引かれる思いでしたが、泣く泣くその場を後にし、卒業以来行っていなかった大学へ行き、写真を撮って奈良公園に向かいました。

シカ

下宿が見つからず、少ししょげた母ですが、奈良公園で大量の可愛い鹿と対面すると、楽しそうに鹿せんべいをあげていました。
母の楽しんでいる姿と、母の学生時代の思い出を共有できたようで個人的には大満足の旅でした。

しかし、楽しい旅を終え、岐路についたとき最大のアクシデントが… 新幹線に乗った後、母が「チケットがない!!」と大騒ぎ。手荷物すべて探すも見つからず、スマホで対処法を探すことに。無事ことなきを得ましたが、昔の自分だったら無くしたことに腹を立て、母を責めていたかもしれません。しかし、「良い旅だったしな」とすぐに対処法を考えられるようになったあたり、私も少し大人になれたのかなと思わせてくれる出来事でした。

(鳥取ユニットセンタースタッフ N・S)

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