過ぎてから思うこと

娘が小学２年で色々なことで悩んでいた頃、このエッセイに出会いました。

「過ぎてから思うこと」

わたしには子供がいますが、もう子供たちは社会人で
仕事と暮らしと愛する相手を持っています。
子育てとは完全に縁が切れてしまいました。
もう少し子どもたちとの日々を楽しんでおけばよかったなと、
このごろふと心が揺れたりします。
もっといっしょに笑って、遊んで、愉快に過ごせばよかったと。
あれもできない、これもできないと、 わたしはずっとカリカリしていたような気がします。
笑うより怒り、楽しむより鬱々として過ごしていたのです。
あーっ、もったいないことをしちゃった。
青春時代が二度と戻ってこないように、子育ての時期も戻ってきません。
その特別な日々を無駄にしないでくださいね。
比べない。焦らない。見栄を張らない。
いい子に育てようなんて力まない。
今、子どもといる今を愛せる人って、 すてきな母親であり人間だと思います。

あの頃の私にとって、このエッセイはとても心に響くもので
気持ちが軽くなったことを今でも覚えています。

最近ふと、このエッセイのことを思い出し、１２年ぶりに読み返してみました…
こんな素敵なエッセイに出会っていたんだなぁ。
私は子育て時代を楽しんでいたのかな もっと一緒に笑って、遊べばよかったかな・・・
と、改めてエッセイの言葉が心にしみ、涙があふれました。

娘は今年２０歳になります。今はもう一緒には過ごしていません。
逢って一緒に笑うことは年に数回ほどになりました。
残り少ない子育て期間を後悔のないよう、思いっきり楽しみたいと思います。

子育て真っ最中の皆さん！
毎日、子育てや仕事や家事に忙しく、心に余裕がなくなることがあるかもしれません。
しかし、どうぞこの二度とない特別な日々を無駄にしないでくださいね。   

 （鳥取ユニットセンタースタッフ　M・K）