
冬がはじまるよ
もうすぐ12月ですね。
まだポカポカ陽気の日もあるけれど、『12月』や『師走』と聞くだけで冬を感じます。
私にとっては、21回目の米子の冬です。
生まれ育ったところとは全く違う冬の姿に、最近やっと慣れてきたような気がします。
雪や厳しい寒さには参ってしまうこともあるけれど、米子での生活が長くなるにつれて
「雪が降って大変だよね。」→「子どもは雪あそびができていいね。」
「雨や雪が多くて湿度が高いよね。」→「肌が乾燥しなくていいよね。」
といった感じで、山陰の冬を肯定的に捉えることができるようになってきました。
ただ一つ、『空』だけは故郷に優るものはありません。
真っ青でどこまでも見渡せるほど澄んだ空気。
帰省してその空を見上げるたびに、何とも言えない懐かしさが込み上げてきて
”この空が大好きだ!”と心の底から思います。
私の中の冬の空は故郷の空。
これは何年経っても変わらないのかもしれません。
私の子どもたちは今、冬に青空が広がるところで暮らし
「雪は降らないし、天気もいいし、冬が楽だわー。」 と口をそろえて言っています。
彼らは帰省した時、久しぶりの故郷の冬をどう感じるのでしょう。
少しはノスタルジックな気分になるのでしょうか。
年末に米子らしい冬空だったら、それとなく聞いてみたいです。
スタッフ F.T