お母さんは心配性
「お母さんは心配しすぎだよ」 息子たちから何度そう言われてきたことでしょうか。
我が家には二人の息子がいますが、特に上の子のこととなると、私の「心配性センサー」はいつも過剰に反応してしまっていました。
幼い頃から風邪をひきやすく、学校を休みがちだった長男。高校生になっても変わらず、朝、どんよりとした気持ちで学校へ欠席の電話を入れていた、あの頃の感覚が記憶に残っています。「勉強は大嫌いだから、進学せずに就職する!」と言い出したとき、私の不安はピークに達しました。
(社会に出たら、あんなに簡単に休むわけにはいかないのに……。きっと会社も休みがちになって、すぐに辞めてしまうんじゃないか)
そんな私の心配をよそに、彼は社会人になりました。ところが、働き出したらどうでしょう。あんなに弱々しかった息子はどこへやら、気づけば勤続八年目を迎えようとしています。
また、私の心配は「私生活」にも及びました。いつも男友達と釣りだの車だのと連れ立って遊び歩く姿を見ては、「この子は一生、彼女もできないままなんじゃ……」と気を揉んでいたのです。しかし、これもまた杞憂でした。二年前、彼は素敵な縁に恵まれ、ちゃっかり結婚。今では自分の家庭を持ち、しっかりと日々を歩んでいます。
振り返ってみれば、私の心配を一つひとつ、息子は鮮やかに裏切って(?)成長してくれました。親がいくらハラハラと見守っていても、子供は自分の足で、自分の人生をしっかりと歩んでいくものかもしれません。
……とはいえ、私の心配性が治ったわけではありません。「最近寒いし、また風邪をひいてないかな」「奥さんと喧嘩なんかしてないかな」と、今日もまた新しい心配の種を見つけては、ひとりソワソワしています。どうやら私の心配性は、子供の成長とは関係なく、これからもずっと続いていく「私の性分」のようなものかもしれませんね。
スタッフ A.T



